このワールドシリーズの7試合を見られただけで生きていてよかったと思った。
それほどにスリリングで中身の濃い7試合だった、というか退屈な負け試合の4戦、5戦があったから見られたのである
あの退屈な休憩が無ければ、とてもこのハードなシリーズを最後まで見る力は無かっただろう、見るわれわれも選手同様に疲れた試合だったのだ。
中三日で登板した大谷だったが、さすがに疲労困憊の大谷が抑えられるほど軟なブルージェイズでは無かった
今日のスターティングメンバ―の6戦までの打撃を見てもブルージェイズは4割台1名、3割台4名、2割台2名、1割台1名
一方のドジャースは、3割台は大谷だけ、2割台3名、1割台4名、初スタメン1名で、まったく勝負にならない
よく、この打撃陣で3勝3敗で決勝戦まできたものだと驚いたが、やはり山本の2勝、グラスナウの1勝、投手の出来の良さで貧打でも勝てたのだった。
昨日の勝利も3回に全4安打のうち3安打を集中してとった3点と山本の1失点完投での勝利だった。
今日は大谷が2回3分の1、3失点で早くもKO!、まだ早い回だったので負けるまでは思わなかったが、嫌な予感はした
それも4回にスミスの二塁打、テオヘルの犠牲フライで1点を返したが、もっととれる筈がセンターバージャーの捨て身のファインプレーに拒まれた。
一方のブルージェイズも2回には二死満塁、4回には一死一二塁のチャンスを潰している
5回ドジャースは一死一二塁をスミス、フリーマンが凡退、6回エドマンの犠牲フライで1点差に迫ったが、なおも二死一二塁でロハスが投手ゴロ
一方のブルージェイズも6回裏すぐにヒメネスの二塁打で再び2点差に広げてなおも無死二塁、二死三塁のチャンスをスプリンガー、ゲレーロが凡退で追加点とれず
8回のドジャースはマンシーのソロで1点差に迫る、その裏ブルージェイズ、クレメントが二塁打、無死二塁でスネルが救援登板、三者を抑えた
そして9回のドジャースは一死となり絶体絶命、相手はクローザーのホフマン、いよいよドジャースもこれまでかと観念したが、なんとロハスがホームランで土壇場で同点に追いついた、あと二人だったのでブルージェイズファンはがっくり
しかし9回裏がある、スネルが一死一二塁として、昨日完投の山本にバトンタッチ
山本は0-2と追い込んだがカークに痛恨のデッドボールで一死満塁として、二度目の絶対絶命、しかし日本時代から修羅場をくぐった日本一の投手山本は、今やドジャースのエースでもある、バーショ、今日3安打のクレメントを抑えた
そして11回ドジャースはロハス、大谷が簡単に倒れて、また18回?と思うような展開か
しかしここでスミスが左へホームランをぶち込んで勝ち越し、スタンドから悲鳴が上がった
その裏、逆に絶体絶命となったブルージェイズ、非情な男、山本が三者凡退に切ってドジャースの劇的な逆転勝ちを演出したのだった。
やはり今日の重い試合で活躍したのは鬼軍曹トリオだった、ロハスは同点ホームランなど2安打、マンシーもホームランを含む3安打1四球、キケヘルも1安打と好守備
大谷もヒット2本と1四球だったが、お株を奪われてしまった
ブルージェイズの9回二死満塁で、クレメントは左中間深々とフェンスまで大飛球を飛ばして真っ二つでサヨナラかと思ったが、左翼キケヘルと中堅パヘズが激走して思い切り衝突、パヘズがキケヘルを突き飛ばして、キケヘルは倒れたが、パヘズはしっかりグラブに3アウト目を収めていた、打ったクレメントは「オーマイガー」と頭を抱えた
これが逆転勝ちへとつながったのであった。
4回のヒメネスへのロブレスキーのあわやのボール2球の後のデッドボールで、両軍監督、選手がマウンドに駆け寄り、一触即発の険悪ムードになったが、何事もなく分かれてよかったが、佐々木が一番最後にジャンパーのファスナーを探りながらゆっく出て行ったのが、いかにも戦争放棄の平和日本を象徴していて面白かった
それは別として、ブルージェイズの選手にはみな好感が持てた、特にゲレーロJr、ヒメネス、ルーカス、シャーザーが良いと思った。
それとスプリンガーが死球騒動の直後に、しっかりとマウンドのロブレスキーに直撃弾をぶつけてヒットで仇討ちしたのは「あっぱれ」
もしブルージェイズが優勝すればトランプ大統領が、カナダに対して報復関税をかけるのではと心配したが、回避できてよかった。
今日のMVP 山本=ワールドシリーズMVP受賞 WS3連勝&連投連勝
敢闘賞 スミス=決勝ホームラン ロハス=同点弾
マンシー2安打+ホームラン+四球